「生徒のために」が最優先。青楓館高等学院の学院長、藤原さん

青楓館高等学院0期生のユキハです。

青楓館高等学院 学院長の藤原さんがどんな方なのか深掘りするため、インタビューをしてみました。この記事では、インタビューで明らかになった藤原さんの思いをご紹介します。

青楓館高等学院学院長 藤原照恭(ふじわらてるやす)さん

経歴

  • 日本IBM 2015年4月~
  • アクセンチュア 2018年9月~
  • 花形(総合型選抜専門塾AOI) 2019年2月~
  • 青楓館高等学院 2022年3月~

教育への思い

幼少期から左足に障害を抱え、できることを制限されてきました。そんな私だからこそ「できないことはない」と高校生に伝え続けていきます。ITコンサルタントのキャリアを捨て、教育業界に。自分のできることの限界を決めず、一歩踏み出すことで、自らの可能性に気づいてほしい。
私だからこそ、高校生が新たな選択肢に気づき、将来自分のやりたいことを実現するサポートができると確信しています。

目次

自分のやりたいこと

自分だからこそ伝えられることがある

__左足に障害を抱えているとのことですが、そのことで特に大変だった出来事は何ですか?

中学2年生の時にテニスをやりたかったんですけど、学校の先生に断られたことですね。「君は足が悪いからできないよ」って普通に言われたのが衝撃的でした。やりたいのにできないことがあるというのは大変なことかもしれないですね。

__では逆に、足に障害があったからこそできた良い経験は何ですか?

足のことがあったからこそ、伝えられることがあるということです。

先ほど話したテニスをすることを断られるというような経験は、普通の人はほとんどないんですよね。だからこそ、自分は何でもできる、無限の可能性があると思うことができるし、実際にそうなんです。でも人と比べてできないと分かった瞬間落ち込んでしまったり、どこかで自分を制限してしまっています。

けれど僕は、実際にできないことがあり、それが分かる。それでも僕は、海外に行ったりとか、大学生に人気の会社に就職したりすることができました。僕でもできるということは、今みなさんが諦めたいと思っていること、できないと思っていることは、ほとんどできるんですよね。

だから、人と話した時に「そもそもできないことって何なんですか?」と聞けます。

これが、僕だからこそ伝えられることかなと思います。

一番ワクワクすること

__コンサルティング業界から教育業界に飛び込んだ理由を教えてください。

僕が一番ワクワクすることは何だろう、やりたいことは何だろうと考えていた時があって。僕は、将来を考えたときに本当はできるのにできないって自分に言い聞かせてしまっているような中学生や高校生から、僕と話すことによって一歩踏み出したりとか「違う世界が見えました」と言ってもらえる方がめちゃくちゃ嬉しいんですよね。それで本当にやりたいことはこれだと気づいたんです。

でもコンサルタントは大人を喜ばせる仕事なんですよ。それが違和感になっていて、若者とやってる方が楽しいなっていうのが教育へシフトしたきっかけです。

本当にやりたいこと

__人生のターニングポイントになった出来事は何ですか?

ターニングポイントは、青楓館を作ると決めた瞬間です。

総合型選抜専門塾AOIで塾長をしていた頃、僕自身が塾に対して限界を感じていたんです。その頃、自由に仕事をしていた岡内さんから連絡があって。その岡内さんから言われたのが「藤原さんは生徒に対して嘘をついてないですか?」という言葉で。それが僕の中で衝撃的でした。雇われて塾長をやっている身だからとか、やりたいことに制限をかけていた自分がいて、それに気づかせてくれたんです。

僕の中では生徒が一番だったので、それはすごい衝撃的だったし、自分が本当にやりたいことをやらないといけないなと思った瞬間です。

生徒のために

自分らしく生きられる人に

__塾に対して感じていた限界とは、具体的にどのようなものでしょうか?

一言で言うと、時間です。僕の関わっていた生徒の中にも、自分らしい生き方をできるようになった、人生が変わった生徒が一握りはいました。でも生徒全員が本当に自分らしく生きられる人に変わったのかと言われたら、YESとは言えなかったんです。

その理由を考えた時に、塾はいる時間が短いんですよね。基本的には6ヶ月、最短で3ヶ月。かつ週に1〜2回。これじゃあ生徒が本当にやりたいことは何なのか、実際それを目指していくためには何が大事なのかは教えきれないなと思ったんです。

なので、3年間という時間をかけて、生徒が自分らしく生きられる人に変わってほしいという思いで青楓館を作っています。

生徒が主役

__藤原さんが思う青楓館の一番の魅力を教えてください。

生徒が主役であるということです。子供たちがやりたいと思ったことを本気で考える、向き合う大人はごくわずかだと思っていて。一緒に夢を叶えていけるというのは、普通の教育機関にはできないんじゃないかなと。

生徒が一番喜ぶ選択を

__代表の岡内さんと意見が合わないときはどうしていますか?

とことん話すようにしています。2人で言い合いになっても、「生徒が一番喜ぶ選択をする」という共通点があるので、「生徒が自分らしく生きられるためにはどっちが正しいんだっけ?」といった議論しかしません。なので、方法論について議論になる時が多いです。

例えばABCの3つの道がある時に、僕はAが一番最短で行けると思うけど、岡内さんはCだと言っているみたいな。その時って意見が違うんで、「いやいや俺はAの方がいいよ」とか「Cの方がいいよ」といった言い合いになるんです。でも「俺はAなんだけどそれって生徒のためになってるよね?」「いや生徒のためになるのはCだと思うんだよね」みたいな。

生徒のための議論で意見が合わないという状態なので、バチバチ喧嘩するようなことはほとんどないですね。

やりがいを感じるのは、生徒が変わる機会を作れた時

__青楓館を運営していく上でやりがいを感じたことは何ですか?

ちょっとでも青楓館の実現に向かっていることが実感できた時は、いつでもやりがいを感じます。クラファンをした時も、自分の思っているカリキュラムを作った時も、PBLに携わっている0期生を見た時も。

※PBL=Project Based Learning:日本語では「問題解決型学習」「課題解決型学習」

他にも、起業部を作りましょうと呼びかけて0期生が「やります!」と手を挙げているのは、青楓館がなかったら起きませんでした。0期生が起業部に出会うこともなかったと思うんですよね。そういう機会を作ることができている時は、ものすごくやりがいを感じます。

メッセージ

ネガティブはポジティブになる

__最後に、これから青楓生になる方々へ向けたメッセージをお願いします。

まずは「来てくれてありがとう」の一言ですね。

青楓館がいいなと思ってくれた子たちは、世の中に対して違和感を持っていたり、自分の人生に生きづらさを感じている人が多いと思うんですよね。でもそれはマイナスなことばかりじゃなくて、それを経験してきたからこそ言えることがあります。それが自分らしさだということを僕は知ってほしいし、伝えていきたいなと思っています。自分がネガティブだと思っていることは基本的にポジティブになる。それがあなた自身の個性です。

青楓館に飛び込んでくるということは自分らしく生きるためのスタートラインに立てる状態なので、スタートラインを目指していろんなことに取り組んでいければ嬉しいです。

青楓館を知ったら、一歩を踏み出してほしいなと思います。いつでも来てください。

最後に

以上、青楓館高等学院 学院長の藤原さんのインタビューでした。

生徒を第一に考える。それが藤原さん、それが青楓館高等学院だということが、インタビューを通して改めて分かりました!

最後まで読んでいただきありがとうございました。今後もさまざまな記事を投稿していく予定ですので、よろしくお願いします。

ライター:青楓館高等学院0期生 ユキハ

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

青楓館高等学院0期生として、メディア班で記事の執筆などを担当。
不登校の経験から自分らしい生き方を模索中。自分の好きな「言葉」を使って「HSPさんが生きやすい社会」を作るために活動しています。

コメント

コメントする

目次
閉じる